大盛況OGDライヴ

大盛況OGDライヴ

今年は昨年にもまして超満員の盛況ぶりだった、との報告をいただいて観に行けなかった私も残念極まりないが多少安堵しました。
この “ウェス・トリビュート・ライヴ” OGDの結成は10年以上になりますが今年で何回目を迎えたのでしょう?
ま、とにかくOGDによるこの企画もこのように年々上々で好評を博するなら毎月毎日演っては?、とつい凡人的発想につなげてしまう気持ちの焦りを感じさせられます。
いえ、OGDがマイナーでもいいからCDリリースまでにいたるなら多くのウェス・ファン、いやOGDファンの熱いサポーター(支援者)が黙ってはいない、と思うのは私だけではないと確信するからです。
しかしながらこれには多くの問題もあり、「いまのままが一番」というファンもおられるでしょうし、雲の上の人にでもなればたやすくライヴも観にこられないと心配するファンもきっとおられるでしょう。
元来、ミュージシャンを志され、そこそこ経験を積まれるとやはり目指すは “プロ” という二文字なんでしょうが、彼らOGD、とくに小泉氏はセミ・プロから始められたが、いうならば現在は “プロ” なんですがメジャーとして “輝かしい脚光を浴びる” いや浴びたいと彼自身思っているのか否か、真意は確かめていませんが、このようにライヴが好評であるから我々リスナー/ファンは本人以上にヤキモキするという訳なんです。
観に行かなかった人間が観に行かれた人様を差し置いて言うのもおこがましいのですが、当面できることは彼らOGDのライヴにサポーターとして参加願って、熱い声援のひとつも掛けてあげれば自然にこの小岩界隈から盛り上がりいつしかそのチャンスが訪れるという希望があります、持ちましょう。
と、いう訳で、今回も小岩駐在員の松崎和之氏とOGD公認録音係員の佐藤正幸氏のライヴ・レポートを紹介します。


「やっぱりツイン・リバーブにしましょう!」という提案に「うん、そうだね」と小泉さんは快諾された。
6月8日6時半頃入店され、店置きのトランジスタ・ギター・アンプでサウンドチェックされたが、やはり【あのサウンド】には程遠いという事で・・・【あのサウンド】とはオールドのフェンダー・ツイン・リバーブですが、自宅に置いてあったので小泉さんにご足労頂き搬出までお手伝い頂きました。
腰痛を悪化させたための対応でしたがこの場をお借りし深くお詫びする次第です。

店に戻ればファン倶楽部横浜支部青木さん、そしてOGD公認録音係員の佐藤さんの姿も見られましたが、7時を回りドラムスの山口新語さん、そしてオルガンの高野正一さんも到着、お客さんも続々来店。そんななか、定刻の8時に期待のライヴが開演された。
1st.ステージの1曲目、意表を突くチャーリー・パーカーのブルースからスタートし全8曲が演じられた。

1.AU PRIVAVE 2.KNOW IT ALL 3.POLKA DOTS AND MOOBEAMS 4.FOUR ON SIX 
5.WATCH WHAT HAPPENS 6.SERENA 7.DAYS OF WINE AND ROSES 8.COTTON TAIL

1st.ステージぎりぎりで版画家の牧田さんが来店され、ウェスの木版画の試し刷りを持参されました。(注:この話しは私が今年2月にこの小岩の “Full House” でOGDの出演を観に来たとき、牧田氏にウェスの木版画製作の依頼をしたことに始まっています)
木版画の話しが店中広まったことで、2nd.ステージの冒頭で小泉さんが皆さんに紹介しましたが「これはウェス・ファンには堪らない作品ですね」との評判でしたが、待ちわびた9時半になったようです。

1.IF YOU COULD SEE ME NOW 2.TEQUILA 3.MY ONE AND ONLY LOVE 4.ROAD SONG
5.WILLOW WEEP FOR ME 6JUST FRIENDS 7.FULL HOUSE

今夜の冴え渡る新語さんのスティック・ワーク、そしていつにもましてアグレッシブだった高野さんのオルガン、それに演奏の合間では立ち見のお客さんに気遣うMCも熱く、心境の変化でもあったのでしょうか?スーツ姿の小泉さん、当日は気合が入っていたようです・・・(失笑)。
冴え渡るギタ・テク、そしてなんといってもサウンドが暖かい!ウェスのDNAがあちこちに散りばめられてますね。
たっぷり11時までの中身の濃い内容でした。そしてなんと来店者39名(サンキュー)!この数年での最高記録でした。
気難しいマスターもにこにこ顔(現金な方なので・・・失笑)あらためてOGDの皆さん、ファン倶楽部の皆さん、 “Full House” に集っていただいた皆さん、そして天国のウェスに感謝したいと思います。来年も “ウェス・トリビュート・ライヴ” 楽しみにしてます。
松崎 和之


今回の “Full House” ライヴは、同じメンバーで9月に多摩の田中邸でコンサートを行う事もあって、いわばオーディションとして観ていただくことから同夫妻も駆けつけて下さいましたが、もちろん悪い筈はありません、圧倒されました。
また、この日はウェス追悼ライヴということで、いつにも増してメンバーの【氣】もテカリが出るほどリキが入っていました。(普通の【気】という字じゃまだユルイですね。)
お客さんもことウェスにおいては一癖も二癖もあるヘビー・リスナーですから、その前で説得力ある十分なサウンドを発せられるのはこのバンドをおいて無いでしょう。
バンドもお客さんもウェスから稀少な音楽遺伝子を受け継いだ、正に “ウェスの日本のブラザー達” がここに集結した感がひしひしありました。
天国のウェスに「あなたのスピリットは確実に継承されているのです!」と何度もこみ上げて、
こりゃー眼も潤んできますわ。

で、今回はバンドと膝を交えるほどの至近距離につき、録音マイクも小泉さんから3feet(約90cm)の所に設置となりました。
格闘技だとリングのエプロンサイドで戦況を切り取るカメラマンのポジションで、コクのある音塊をたっぷりと浴びました。
小泉さんは演奏中うなるタイプの方ではありませんが、時に強く床を踏み鳴らす所などは、バド・パウエルやジミー・スミスがうなりっ放しの中にも時々楽器の音よりうなり声がでかくなる部分があり、そこと同じなんだと思いました。これも “闘魂注入” であります。
高野さんは、前日の6月7日の晩、私のウチに来られまして、私の手製のカツどんをお食べになりました。
縁起ををかつぐ意味でも、【勝つ】とか【活力】に通じるって言いますよね、演奏にもその効果がたっぷり出ていました。
山口新語さんは毎度のとおり多彩なテクニックとアイディアで我々に迫り、かなり楽しませてくれます。これぞ、新吾ならぬ “新語十番勝負” であります。(古いね!いや “新語” だから新しいか?)
また、また、新事実なのですが、新語氏は社交ダンスの手ほどきを受けていて、お帰りの際、田中夫人と握手に留まらず、なんと歩道でパフォーマンスに興じる所まで行ってしまい大感激です
いやはや・・・。
恐るべしOGD、こういうすごい人たちやオタクのリスナーさん方と同じ時代に価値を共有できる事は非常に幸せです。
初めてOGDの生音に接したのは思えば5年前のちょうど6月の “ウェス・デイ” でした。最初の音が出たとたん、「これだ!これなんだ!」って思いました。
私自身、楽器は何も出来ませんがOGDが全部洗いざらい私の想いを音にしてくれていますので充分です。

開演ぎりぎりに来られた版画家の牧田さんに、ご自身で製作したウェスの木版画を見せて頂きましたが、これもまた入魂の一作でして、腕がいい事ももちろんですが、ウェスへの思い入れがあるからこそ一層すばらしい作品になった事だと思います。小泉さんといい牧田さんといい、ジャンルこそ違へウェスの表現者としても誇らしいお友達です。
私などは何も才能が無いので(しいて言えば物を集める才能くらい?)こんな駄文しか書けないのがなんともお恥ずかしい次第です。
佐藤正幸

お2人のレポートありがとうございました。
W・サッカーで日本は敗退し熱く熱く燃えていたサポーターたちもスコールに遭ったごとく一気に冷めてしまいましたが、我がOGDへのサポーターは冷めることなくこれからもますます意気揚がる事でしょう。