ラリー・コリエルとウェスの共演?

ラリー・コリエルとウェスの共演?

アルバム名 : Fallen Angel/Larry Coryell
アルバム番号: CTI DM164 CD
リリース国 : USA
リリース年月: 1993
メディア  : CD

ラリー・コリエルがウェスと共演していた?
コリエルに対するイメージはジャズというよりヘンドリックスに多大な影響をうけたロック・ギタリストというのが強いのですが、65年あたりからチコ・ハミルトン、ゲリ-・バ-トンらとの共演をはじめ異色のガボ-ル・ザボのバックを務めたこともある。
70年代はハ-ビ-・マンとの共演でメンフィスぽいアルバムを出したり、大御所ロリンズや渡辺香津美氏(日本のジャスギタリスト)との共演もあったと記憶する。
しかし一番印象深いのがパコ・デ・ルシア、ジョン・マクラフリンとの初代ス-パ-・ギタ-・トリオであった。
あまり彼のことは知らないが、とにかくありとあらゆるミュ-ジシャンとの”共演”が多いギタリストではあるが、そんな共演マニアが心残りにあったのがウェス・モンゴメリとのセッションである。
おそらく気が付いた頃、既にウェスは他界していた。
そこで、その夢を93年にクリード・テイラー、ドン・セベスキーのコンビが叶えることとなったのがこの《Fallen Angel》というアルバムで、ウェスの〈Bumpin’ on Sunset〉のプレイにコリエルのプレイをオーヴァ・ダビングさせたものを収録している。
〈Bumpin’ on Sunset〉と言えば、クラウス・オガーマン編曲の《Tequila》の挿入曲であるが、オガーマンとは違った編曲をみせるセベスキーも聞き物ながら、ウェスのテーマのバックで見事なオブリガートを披露し、逆にウェスのアドリブをバックに使い自分のオクターヴ奏法を全面にひきたたせた演出は見事である。
サウンドも実に巧くウェスに融合させ、当時のものか?と思わせるほどの出来である。
このアルバムで使っているギターはアコースティックなサウンドのようにも聴こえることから、Ovation の Adamas (アダマス) という機種かと思う。
コリエルの使用によって一気に知名度が上がり、世界中のアコースティック・ギタリストが使うようになったもので、日本でも渡辺香津美氏が使っていましたね。

この写真はコリエルが92年1月に来日した折り、修理依頼を請けた京都在住の池田望氏が撮影したもの。