大御所レイ・ブラウンの死去

アルバム名 : RAY BROWM TRIO /Some Of My Best Friends Are…Guitarists
アルバム番号: TELARC CD-83499
リリース国 : USA
リリース年月: 7/2002
メディア : CD
レイ・ブラウンは2001年の “Fujitsu Concord Jazz Festival” にトリオで来日し、その健在ぶりを見せていたが、今年7月2日のインデアナポリスでのショーがが始まる前に、うたた寝をしながらの大往生となった。享年75歳。
生前、オスカー・ピータソンとの黄金トリオ、1951年から1966年までがやはり一番インパクトの残る活動であったと思う。
その絶頂期の1960年、キャノンボール親分の強引なレコーディングに引きずり込まれたのが、このレイ・ブラウンやウェス・モンゴメリ、そう、《Cannonball Adderley And The Poll-Winners/ Riverside RLP-355》でしたね。
ウェス37歳、レイ34歳、親分以上に目立たぬ演奏が特に印象に強い。
レイは黄金トリオも含め、ハーブ・エリス、ケニー・バレルなどとにかくギタリストとの共演が多く、彼もギター・サウンドが好みであったと思う。
そのレイが、1994年から長年縁の深かったミュージャンや後継のミュージャンを集めシリーズ化していた。
1.《RAY BROWM TRIO/Some Of My Best Friends Are…The Piano Players/CD-83373》1994年
2.《RAY BROWM TRIO/Some Of My Best Friends Are…The Sax Players/CD-83388》1995年
3.《RAY BROWM TRIO/Some Of My Best Friends Are…Singers/CD-83441》1997-98年
4.《RAY BROWM TRIO/Some Of My Best Friends Are…The Trumpet Players/CD-83388》2000年
そして、このシリーズ5作目がギタリストによる上記紹介のCDである。
偶然にもレイが亡くなった7月にリリース、事実上の遺作となった。(録音は2000年1月、2月)
思うに、もしウェスが生きていたら真っ先に名乗りを挙げていたと思うが・・ああ無情なり。
レイもそのことは十分認識していたと感ずるのは、このレコーディングで1980年代 “ミューズ・レーベル” でリッチー・コール等と活躍したブルース・フォアマンを起用というか、参加させており、彼も期待に応じてウェスへのトリビュート自作〈ブルース・フォア・ウェス〉を演っている。
もちろん他のギタリスト、ハーブ・エリス、ケニー・バレル、ラッセル・マローン等のプレイも素晴らしく、ギター好きの諸兄にお薦めのCD(ウェス流の演奏が多い)である。
ま、おそらく天国でウェスと再会デュオなんか演っていることでしょう。冥福を祈る。
