宮之上氏監修による採譜本

宮之上氏監修による採譜本

タイトル  : Wes Montgomery
サブタイトル: Best 13 Tunes/Guitar Solo with Tablature
採譜制作協力: 吉川良隆
編者    : 宮之上貴昭
発行    : 6/1985 (株)全音楽譜出版社

当サイトでは “ウェスの全て” を目指して取組んでいるが、その中から【ウェス関連書籍】でも採譜本(トランスクリプション)を何冊か紹介してきた。
ところが、1985年に発行されていた宮之上氏監修による1冊が記載漏れとなっていた。
当時から楽器店などこまめに周っていたのだが、選りによって見逃していたということは私にとって完全試合を目前に最後の打者に痛打を浴びた感じであるとともに、たいへん失礼で申し訳ない気持ちである。
音楽雑誌の中で、1~2曲を掲載しているものは時折見うけるが、丸ごとウェスとなれば絶対に見逃してはいけない。
この採譜本が明らかになったのは、横浜特派員の青木氏が宮之上氏のライヴに行ったおり宮之上氏の指摘により、つまり宮之上氏も当サイトを訪れているからこそ判明したことで私への伝言として言付かったという訳である。
この事実からさっそく宮之上氏に手紙でコンタクトした結果、親切にも貴重なこの一冊を借り受けることを許された。

 採譜(トランスクリプション)は実に地味でしかも根気のいる作業であり、ジャズ・ミュージシャンを目指す人は必ず一度は通る道である。
ウェスもオープン・リール・デッキの回転数を落として、コルトレーンのフレーズをいち音いち音拾った経験があるとインタヴューで答えていたが、それを模倣し自分流のものを完成させるといったひとつの勉強法である。
でもウェスを初め、宮之上氏も小泉氏も譜面なしで演れるひとは音感がいいから耳がテープレコーダーになっていると思う・・なんて羨ましいというか、天才なんですね。
「初めからの天才なんかいない」って、ウェスの台詞じゃないが、天才的なことできるから言えることであって長い間の努力の賜物なんですよ。でもやっぱ凄い