〈フォア・オン・シックス〉の由来

The Wes Montgomery Guitar Folio
Annotated And Transcribed by Steve Khan
1995 / Gopam Enterprises, Inc.
ウェスの代表作〈フォア・オン・シックス〉この曲が最初に登場したのがリヴァーサイド名盤《インクレディブル・ジャズ・ギター》であった。
4ビートのような単純なベース・ランニングに似たメロディがかえって強い印象を与え、馴染みやすく彼のレパートリーとなっていた。
数々の名曲となり得る要素は決して難しく拘ったものだけでなく単純で印象深いもの、逆にこれが1番難しいとも言えるが、ふっと沸いたウェスの才能であり、おそらく練りに練ってできあがったものではないと思う。
曲名については、左手4本の指で6本の弦を使いサラッと弾き流した感じから
〈Four fingers on Six strings〉を略して〈Four on Six〉と命名された。
この由来について詳しく書かれたものはないが、スティーブ・カーンの改定版【The WES MONTGOMERY Guitar Folio】の中で曲名のうしろにカッコ書きされてあった。
《BBC JAZZ-625》の音源(未発となっているセカンド・ステージ)で司会者が「ドラムスが3拍子で叩いているから・・」と誤った説明をしていた(寝ている子供を起こすような記事で申し訳ない)が、ヴァーヴでウェスと縁のあるオリヴァー・ネルソンが現役でアルトを吹いていた時代〈Six and Four〉という曲を作ったがこれは6/4拍子からサビは4/4拍子へ移行するためにその名前がつけられている。
参考:《STRAIGHT AHEAD/Oliver Nelson with Eric Dolphy/Prestige New Jazz NJ 8255》
