新春特報 ウェスはロックンローラー?

新春特報 ウェスはロックンローラー?

新春第1弾のビッグ・ニュースをお届けします。
丁度1年前、ドイツの友人(ウェスの研究及びコレクター)より届いた久々のEメール連絡は天地をひっくり返さんがばかりの情報であった。

「1958年、ウェスがロックン・ロールのバンドでレコーディングしていた事実を君は知っていたか。
ジミー・コーというサックス奏者のホーム・ページに詳しく書かれてあるので見てください。
私はその45回転シングル盤を入手したのでカセットに入れて送るよ」と言うものであった。
えっ、この時代というとエルヴィス・プレスリの人気が高まってきた頃・・まさかウェスが彼に魅せられて?・・
彼が入手したシングルはチェッカー盤(Checker 902)だと言うが、こうなるとダビング・テープより何より私自身も入手しなければと逸る気持ちと確かな情報を探るため、早速リリース国のアメリカを対象に連日連夜ホームページの検索サイトに釘付けすること2ヶ月、話しは思わぬ展開を示した。
経緯については【時代別アルバム】で詳しく説明するが、結果的にチェッカー盤にはウェスはレコーディングしていない事が判明。
そして、その事実について「ウェスがレコーディングしたのは当時インディアナポリスで設立されたノート・レコードよりのシングル盤2枚分だよ。しかし、セカンド・ギターなのでソロは演っていなくてすべてコンピングに徹したものだ。」という、驚きの回答が飛び込んだ。
しかも、そのメールをくれた人は彼の友人でレコーディングに参加したロニー・ヘイグというギタリストより聞いたもので「ウェスと一緒にレコーディングしたから本当のことが言えるんだ」という。
これほど確かな証拠はないであろう。

メールをいただいたレコード屋さんはステファン・ジェイといい、ロックン・ロール専門の “JAN CEE MUSIC” を経営しており、「2枚のうち、1枚は店頭にあり1枚はロニー・ヘイグ本人が持っているので、いずれも君に提供できる。」という嬉しい返事を戴いた。
平成13年の暮れも押し詰まったクリスマス前、待望のノート・シングル盤が揃った。
丸1年の作業だったが、それだけの価値は十二分にあり本当に強運な年であった。

参考:《STRAIGHT AHEAD/Oliver Nelson with Eric Dolphy/Prestige New Jazz NJ 8255》

Jimmy Coe/Note-10013, Ronnie Haig/Note-10014,

Note Label / Single(45rpm)
Note Records INC Indianapolis