NARASグラミー賞


1966年度のグラミー賞にウェス・モンゴメリの《ゴーイン・アウト・オブ・マイ・ヘッド》が受賞したことはよく知られているが、偶然入手したレコードでもう少し詳しい事が分かった。
その前に、グラミー賞とはアメリカ芸術科学アカデミーが主催するアワードのことで正式名称は”The National Academy of Recording Arta and Sciences presents” の頭文字を取って【ナラス(NARAS)・アチーブメント・アワーズ】といい、受賞者に蓄音機(グラモフォン)の形をしたレプリカが贈られることから一般 に【グラミー賞】と呼ばれるようになった。
1958年にアメリカで始まり現在では音楽業界の発展に貢献した人たちに贈られる世界でもっとも権威ある賞となっており、現在では部門別に80近い賞があるのをご存じだろうか。
ウェスが受賞した第9回66年度は、65年11月2日から66年11月1日までが対象で、67年3月2日に発表された。
ちなみに《ゴーイン・アウト・オブ・マイ・ヘッド》は65年11月2日録音の66年3月にリリースされたから間違いなくその期間のものだ。
正式にウェスが受賞した部門は、
“BEST INSTRUMENTAL JAZZ PERFORMANCE GROUP OR SOLOIST WITH GROUP”
“GOIN’ OUT OF MY HEAD/Wes Montgomery(Verve)” というわけだ。
そして、ここに紹介する放送曲用のプロモーション・レコードはテレビとラジオで使われたようで、受賞の模様は当時としてはライヴではなく、NBC-テレビが66年5月24日の午後9時から10時に【ザ・グラミー・ショー】という番組名で放送し、その時に使われたものがこのレコードと思われ、そのため制作会社名もレコード番号もない。
受賞したアーチストと収録曲。
Side 1
Louis Armstrong…Mame
The Beatles…Eleanor Rigby
Ray Charles…Crying Time
Ella Fitzgerald…Satin Doll
Ella Fitzgerald…Don’t Be That Way
John Gary…Michelle
Side 2
Eydie Gorme…If He Walked Into My Life
David Houston…Almost Persuaded
Anita Kerr Singers…A Man and a Woman
Wes Montgomery…Goin’ Out of My Head
The New Vaudeville Band…Winchester Cathedral
