キヨヒト・モンゴメリ

キヨヒト・モンゴメリ

雑誌名 : Swing Journal
出版社 : スウィング・ジャーナル社
出版年月: 6/1999

【キヨヒト・モンゴメリ】、ウェス派ギタリスト小泉清人氏のことで私が勝手にいっているだけのことである。
現在、彼の音楽活動は地味ながらにも着実にファンを築いている。東京のジャズ・ギター・ファンなら彼がオルガン、ギター、ドラムス、つまり【OGD】というグループで活躍しているのはよくご存知のことと思うが、最近は地方でのソロ活動でも大いに受けているそうだ。
勿論ウェスと一緒のマジック奏法はそうやたらにいる訳ではないから、生でのサウンドはより一層興味深いものである。
そんな彼の名前が全国的に知られてきたのは、確かエイドリアン・イングラム著の【ウェス・モンゴメリ】の評伝翻訳に携わった1992年頃だったと思う。
イングラムの研究本を見事に翻訳され、日本の多くのウェス・ファンを喜ばせてくれた功績はイングラムの研究成果に匹敵するものである。
ギター演奏のみならず、ウェス・モンゴメリを敬愛し研究してきたからこそできた大役であり、私はボロボロになるまで何度も読み返した記憶がある。

 SJ誌6月号、「ウェス・モンゴメリ愛器&名演物語」では小泉氏によるウェスの愛器ギブソンL5に関する記事が興味深く書かれているので、是非とも読んでいただきたい。
その研究による執筆には説得力がある。これは何も彼の記事だけで他を比較し、とらまえる訳ではないが、過去おおくの「ベタ褒め」だけのライナー・ノーツや「徹底的なけなし文句」だけの軽い内容の記事にはもう飽き飽きであったが “ホンマモン” を読んで本当の “ウェス知識” を向上させていただきたい。
でも、一度彼のギター・アルバムをリリースして欲しいと願っているのだが、日本のレコード会社さん、きっと売れると思いますよ。

雑誌名 : The CD Club
出版社 : Sony Music Group
出版年月: 6/1999/No.90

ソニー・ミュージックハウスが、今月の推薦盤として《ウェス・モンゴメリ/ジャズ・ギターの真髄》と題しリヴァーサイドのベスト盤を通販している。
ここでも「ウェス・モンゴメリ痛快なフィーリング」として小泉氏の投稿記事が拝見される。
【ウェス・モンゴメリ】評伝の翻訳以後、【ウェス奏法の解説ビデオ】によるインストラクタ、
【奏法の解説教則本】の執筆など本当に多技にわたる活躍である。

 この冊子では他に児山紀芳氏による記事も掲載されており、興味あるニュースを要約し説明する。
「DB誌の人気投票に “名声の殿堂入り” という部門があり、過去90人の歴代受賞者に対して今年の2月5日にフロリダ州オーランドに巨大テーマ・パークが “ユニヴァーサル・スタジオ” 内に名前だけでなく本当にその殿堂が竣工されたそうである。」当然その一人にウェス・モンゴメリが含まれているのだが、もしその方面を旅行される機会があれば見学していただきたい。