ウェス派のCDここにも

アルバム名 : Going Wes / Enrico Bracco Quartet
アルバム番号: Philology W216.2
リリース国 : Italy
リリース年月: 2001
メディア : CD
Enrico Bracco(g) Giovanni Ceccarelli(p) Mauro Battisti(b) Gianni Di Renzo(dr)
Paola Senigallia at V 38 Studio, Rome, on Jan. 2001
Going Wes (E. Bracco)
Four On Six (W. Montgomery)
Leila (W. Montgomery)
Bud's Beaux Arts (B. Montgomery)
The Thumb (W. Montgomery)
Monk's Shop (W. Montgomery)
Polka Dots And Moonbeams (J. Van Heusen)
S. O. S. (W. Montgomery)
So Do It! (W. Montgomery)
イタリアのレーベル “フィロロジィ” といえば、ウェスが65年のヨーロッパ・ツァーで、ドイツのハンブルグにあるNDR放送局でのスタジオ・ライヴCD《Wes Montgomery Live In Europe》をリリースしたことは承知のことである。
この “フィロロジィ” から昨年ウェスものを演っているCD《ゴーイン・ウェス/エンリコ・ブラッコ・クウォーテット》がリリースされていた。
イタリア人リード・ギタリストのエンリコは、敬愛するウェスの名前を折り込んだ〈ゴーイン・ウェス〉を作曲し、タイトル曲としてリリカルで小奇麗に聴かせている。
このタイトル曲ではミディアム・テンポの終始シングル・トーンで、しかもピッキングで演っている。
そして、ウェスの曲は恐らくサム・ピッキングで演っているが、今ひとつ乗らない。
原因ははっきりしている・・オクターヴの切れが悪い・・そのため曇っててメリハリがない。
ウェスの最たる3段階プレイのクライマックスとなるブロック・コード奏法がほとんど見られない、やはり難しいのであろうまだまだ使いこなされていない。
面白さとしては、バディの《バッズ・ボザール》のラテン調のアレンジ、そしてこのCD全曲で
は、皮肉にもウェスと関係のない〈ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス〉のビッキングに戻ったプレイが1番光っていた。
この曲はウェスも《インクレディブル》のアルバムで演っていたが、私自身お気に入りの曲でもある。
次の〈S. O. S.〉もオクターヴを使わず単純に演っているが、この方が聴ける。
本当に厳しい評価となってしまったが、これからのプレイアーとして期待しよう。
【三ツ星】でゴメン、でもウェスものに挑戦した意欲にたいして【三ツ星半】。
諸兄には特に推薦しませんが、興味がおありの方は輸入盤取扱い店で購入してください。
なにせ、ヨーロッパ盤は直ぐに売りきれ廃盤で再発しないという厄介者ですから。
